アーキテクチャの本で図がそれなりの頻度で登場するので、Oreilly本にしては読みやすく感じる。
アーキテクチャをアーキテクチャ特性、アーキテクチャ決定、設計指針、構造といった複数の側面に分けて論じている。
OSSが普及する前やコンテナなどの仮想化技術がなかった時代においては高価なライセンスやハードウェアをいかに削減するかを解決するためにアーキテクチャの中に複雑性を取り込んでいたなど、背景を知ることでレガシーなシステムに対して寛容に接することができるようになる気がする。
設計は後に大きな影響を与えるものにも関わらず、未知の未知がある以上イテレーティブにならざるを得ないという文脈で、アジャイルと関連して述べられていたのも面白かった。
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翔泳社が主催する「ITエンジニア本大賞 2023」でランクインした本書。 アーキテクチャには魔法の杖がなく、どの手法にも長所と短所がありつねにトレードオフを意識する必要があるということがわかる。 また、レイアードアーキテクチャからマイクロサービスアーキテクチャまで、さまざまなアーキテクチャについても紹介されている。 ボリュームもあり、1回ではすべて理解できていないので必要に応じて読み直したい。
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目次見てつまみ読み。 アーキテクトに求められることは多く、とにかくトレードオフで判断するための材料が詰まっている。 まだまだ消化できていないので何度も繰り返し読みたい1冊。
ソフトウェアアーキテクトに期待することの中に「対人スキルを持っている」や「政治を理解し、かじ取りする」が挙げられている。リーダーシップだったり、ステークホルダーとの交渉など実務に則した内容であることがわかる。
ただ読むとい...